団 体 紹 介

地域の公園は禁止事項だらけ、子どもが遊べる空き地はもうありません。例えば、木のぼり、落とし穴、秘密基地づくり、たき火、水遊び、虫とりなどの遊びができる場所は減りました。自然のおもしろさを知らずに、小さな生き物の命の重さに触れずに、大きくなってしまう子どもたちがいます。ガキ大将はいなくなり、異年齢が群れをなして遊んでいる姿はほとんど見かけなくなりました。放課後は、習い事や塾等の予定に忙しく、時間を忘れ夢中で遊ぶうち、いつの間にか夕日が差し込み「そういえばお腹すいた!」という、ゆるやかな時間を過ごせる子は少なくなりました。治安面の悪さから、子どもたちだけで公園で遊ぶことすら危ない地域もあります。このような遊び環境の中で子どもたちは、1人でも、短い時間でも気軽に遊べて、刺激的な楽しみを与えてもらえるゲーム等に没頭する機会が増えています。

子どもたちが思いっきり遊びながら、生きる力を身につけられる地域にしたい!という思いから・・・・

本会は、昨今の地域の遊び環境の貧困さと、子どもの遊びの変化に危惧を感じた子育て中の親たちが集まり、平成1512月に始めたプレーパーク活動をきっかけに発足しました。

大人に干渉されない自由は、自分の身は自分で守る危険回避能力を必要としました。大人に頼らず子ども同士で決めて行動しながら、自立心を培いました。自然の奥深さは、無限に遊びを発明する創造性を引き出しました。失敗やケンカはトラブルを乗り越える力を、多様な年齢の子と触れ合うことは、豊かなコミュニケーション力を養いました。外を駆けまわりながら十分な基礎体力を蓄え、生き物に触れながら豊かな感性や命の尊さへの理解も育みました。また、地域の大人たちとのかかわりも多く、例えばシニア世代の方々からも声をかけてもらったり、叱られたりしながら育っていました。

このような遊び環境になる前、子どもたちは遊びながらどんなものを得ていたのでしょうか。

■活 動 を 始 め た 理 由

今、子どもたちの遊び環境は大きく変わっています。

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